仕事にやりがい、感じてますか?
何だかみんなやたらと求めたがる「やりがい」。
バリバリやってるデキる社員はを見ていると、充実感を持って仕事をしているように見えます。
羨ましいと思いつつも、あれはあれでなりたくないとも感じます。
仕事に「やりがい」って、本当に必要でしょうか?
「仕事のやりがい」って何?
仕事のやりがいって何でしょう?
バリバリ働いている体育会系で意識高い系のイケメン君が持ってそうなイメージのあれです。
多くの場合、仕事から得られる達成感や充実感、成長意欲を指して「やりがい」と言っているようです。
仕事のやりがい=自己実現と言ってもいいかもしれません。
自分が意欲的に仕事に取り組んで、それによって成功して、周囲からも認められ、社会にも役立っているというような状態が「やりがいある仕事をしている」だと、思っていませんか?
確かにただ働くよりは、こんな風に前向きに仕事に取り組んで充実感を得られるのは理想的な働きか方のように感じます。
でも、みんながみんな、そんなものを得られるようになるのでしょうか?
「仕事のやりがい」という名の洗脳
職場で周りの働いている人を見ていると、自分以外はみんなやりがいを感じて生き生きと仕事をしているような気がします。
ですが、それは実は「やりがいを持って仕事をするのが当たり前」という刷り込みがそう感じさせているに過ぎません。
子どもの頃から「やりがいのある仕事をしなさい」と教育されて育った私たちは、「仕事にやりがいを持つこと」を当たり前のこととして考えてしまっているんです。
「やりがいを持って仕事をすること」が理想ではありますが、それはあくまでも理想的な働き方の姿でしかなく、必ず仕事にやりがいを持たなければいけないわけではないんです。
もしかしたら周りの人は仕事にやりがいを感じているのかもしれませんが、それも、「仕事にやりがいを感じるべき」という思いに捕らわれ、自己洗脳してるに過ぎません。
また、「仕事にやりがいを持つことが当たり前」という考え方は、「仕事の中で自己実現をはかるべき」という考え方ともセットになっています。
「仕事にやりがいを持って自己実現じなくちゃ」と思い込み、そのために過剰に残業したり、好きでもない周囲の人と無理に合わせたりするから消耗してしまうんです。
仕事で自己実現しなきゃと思うことで、いつの間にか仕事=人生とさえ思ってしまうようになります。
だけど、仕事のやりがいなんてものは、働くこと自体じゃなくてもいいんです。
「仕事のやりがい」は、仕事以外から得る
「仕事にやりがいを持つのは当たり前」という考え方と同時に蔓延しているのが、「やりがいがあればお金はそんなにいらない」という考え方です。
特に日本人は「お金を稼ぐこと」を悪とする風潮があるので、この考え方が長らく支持され続けています。
「やりがいがあればお金はいらない」という考え方は、会社からするととても都合のいい考え方です。
なぜなら「やりがい」という無料のエサを与えておけば、勝手にパフォーマンスの高い仕事をしてくれるわけですから、願ったり叶ったりです。
足りない報酬分を、本人が勝手に自分の中の「やりがい」で補ってくれるんですから、会社側は「仕事にやりがいを持とう」と推奨するのは当然のことです。
間違ってはいけません。
仕事(労働)とは、労務を提供する代わりに金銭で報酬を得ることです。
提供した労務、つまりはやった仕事の量と質に対して、正当な報酬を得てこその仕事(労働)なんです。
「仕事のやりがい」は、得られる報酬、お金であったとしても何ら間違っていないんです。
というか、そのほうが健全で、「やりがいがあればお金はそんなにいらない」という考え方のほうこそ、間違った思想です。
正当な労働で得たお金を使って、例えば旅行に行ったり買い物したりと、趣味や習い事をすることで自己実現は図れます。
自己実現は仕事以外ですればいいんです。
仕事は人生を豊かにするための手段でしかないんです。
やりがいがないことが不満なのではない
でも、実際仕事にやりがいを感じず、フラストレーションを感じている人も多いのではないでしょうか。
確かに嫌々仕事するよりは、それなりに充実感を持って仕事に取り組んだほうが有意義です。
ですが、実はそのフラストレーションは、仕事に対して自分が使っている労力と、そこから得ているものとが見合っていないために感じているフラストレーションです。
例えば同じ仕事内容で、倍の給料がもらえたらどうでしょうか?
それでも仕事のやりがいを感じないでしょうか?
お金じゃなくても、お客様の感謝の言葉だったり、自分の成果に対する会社や周囲の評価だったり、仕事の出来に対する自分の満足感だったりと、労力に対して返ってくるものが十分でないから不満を感じているののです。
頑張っても誰も認めてくれなければやる気が出なくなるのは当たり前です。
自分の仕事を見直して「仕事のやりがい」を見つけることをしてもいいですが、それよりは、それなりに働いて、やりがいは仕事の外に持つことをおすすめします。
副収入にやりがいを見出す
「そうは言ってもこれといって趣味もないし」という方には、副収入を得ることにやりがいを見出すことをおすすめします。
そもそも給料とは別に副収入が30万円あったらどうでしょうか?
仕事のやりがいなんてどうでもよくなりませんか?
ある程度の副収入があればいつだって仕事を辞められるという心の余裕が生まれますし、自分一人の力で収入を得ることは、仕事で給料をもらうのとは違ったやりがいがあります。
会社だけがすべてではないと、一歩引いた広い視野を持てるようになります。
私のおすすめはブログでアフィリエイト収入を得ることです。
それほど初期費用がかからず、空いた時間にコツコツ記事を書いているだけでそれなりの副収入が得られます。
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本当に自分に合ったやりがいのある仕事を探す
実は今の仕事は自分に合っていないからやりがいを感じないのかもしれません。
本当に自分に合った仕事というものがあるのかもしれません。
試しに転職サイトに登録してみてはいかがでしょうか?
例えば転職・就職最大手のリクルートが運営しているリクナビNEXTには、「グッドポイント診断」というものがあって、18項目の中から自分の強みを5つ細かく診断してくれます。
今まで見えていなかった自分の強みが見つかることで、本当に自分に合った仕事が見つかるかもしれません。
また、登録して経歴と希望条件を設定すると、企業側からスカウトのようにオファーがくることがあります。
中には今の仕事と同じ内容でもっと待遇のいい仕事があることもあります。
仕事でやりがいを感じたいけれども、今の仕事でやりがいを感じられないという人は、別の会社にそれを求めるというのも一つの選択だと思います。
まとめ
- 「仕事にやりがいを持たなくてはならない」というのは洗脳
- 仕事のやりがいはお金であってもいい
- 自己実現は仕事の外ですればいい
- 副収入を得ることをやりがいにするのがおすすめ
- 実は本当に自分に合う仕事ならやりがいを感じられるかも
仕事のやりがいなんてものは人それぞれでいいんです。
隣の芝生は青く見えるもので、バリバリ意欲的に働くことに対してある種の憧れや劣等感を持つ気持ちも分かりますが、仕事は人生を豊かにする手段でしかありません。
仕事にとらわれすぎずに人生を楽しんでいれば、おのずとやりがいは見つかりますし、自己実現できるのではないかと思います。