30代になり、部下もできてそれなりに仕事を任せられるような立場になったとしても、「仕事辞めたい」と思うことってときどきあります。
今このページを読んでいるあなたは、仕事に悩みを抱えて、今まさに「辞めたい」と思っている方だと思います。
そしてそんな自分に対して「自分はただ甘えているだけんじゃないか」と不安になっていないでしょうか?
でも、あなたが仕事辞めたいと思っているのは、本当に甘えでしょうか?
仕事辞めたいは甘えなのか?
「仕事は辛くて当たり前。みんな我慢しながら続けてる。こんなご時世に定職に就けているだけマシなんだから辞めたいなんて甘えだ」
こんな風に言われたり、自分で思い込んでしまって悩んでいないでしょうか?
確かに働くことそのものがかったるくて仕事辞めたい、というならただの甘えなのかもしれません。(私はこのタイプです。)
ですが、「辞めることは甘えなんじゃないか」と思い悩んで、このページを読んでいるあなたのそれは甘えではありません。
周りの人は、嫌な上司に接しても平気な顔で、辛そうなそぶりもなく、生き生きと働いてるように見えるかもしれません。
ですが、長距離走が得意な人がいれば、短距離走が得意な人もいるように、辛いと感じてそれを耐えることができる心の容量は、人それぞれ違うのです。
あなたは周りの人よりも真面目に考えてしまい、何でも正面から受けて止めてしまうため、人よりも早く「辛い」と感じているのかもしれません。
仮に仕事に行きたくないと感じることが甘えだとしましょう。
それで、何か悪いことがあるでしょうか?
あなたが仕事を辞めたいと思っていても、誰に迷惑がかるわけでもありません。
他人と比べる必要はないんです。
仕事を辛い、辞めたいと感じているなら、それはあなたの本当の気持ちで、それを否定する必要はないんです。
できない自分を責める必要はない
「仕事辞めたいなんて思っちゃダメだ」と、自分を責めていませんか?
真面目な人ほど悩んだときに自分に原因を求めてしまいます。
「自分のせいだ」と、自分の悪いところばかり見つめ続けていると、視野が狭くなり、辛い気持ちから抜け出せなくなってしまいます。
「自分のできなかったこと」ではなく、「自分にできていること」を探してみてください。
真面目で謙虚な人ほどこういう悩みを抱えてしまうので、「自分は特別大したことはできていない」と思ってしまうと思います。
でも、辞めたいと思いながらも毎日きちんと通っているなら、それは凄いことです。
仕事という嫌なことから逃げずに、悩んで解決法を探して乗り越えようと悩んでいることだって、十分立派なこと。
あなたが思っている以上に、現状のあなたはたくさんのことをできています。
自分のダメなところを責めるのではなく、自分の良いところを見つけるようにしてみてください。
少しでも自分を肯定することができれば、気持ちも軽くなるはずです。
ただの愚痴で終わらせない。具体的に行動することが大事
ただ「仕事辞めたい」と思っているだけで終わってしまうと、ただの愚痴になってしまいます。
「仕事辞めたい」と思うこと自体は甘えではありませんが、そこで行動しないことは、自分への甘えです。
「仕事を辞めたいなんて甘えじゃないか?」と思って、PCやスマホで検索をして、今このページを読んでいることも立派な行動です。
そんな風に問題解決のために具体的にできることを探してみましょう。
まずは仕事を辞めたいと思っている原因について考えてみませんか?
仕事を辞めたいと思っているということは、今の仕事に対して何らかの苦しみを感じているんだと思います。
仕事を辛いと感じる原因は様々ですが、おおむね以下のとおりです。
- 人間関係がうまくいっていない
- 仕事ができない
- 社風が合わない
- 労働条件が悪い
- 評価されない

具体的な原因が分かれば、解決の糸口も見つかるかもしれません。
例えば最初の指示と違うことを言ってくる上司には、支持されたときに逐一メモをとって本人に確認したり、別の人にも同じ指示を聞いてもらったりすることで解決できるかもしれません。
あるいは残業があまりにも多く、ほとんど家に帰れないような状態なら、仕事の割り振りや段取りに問題があるかもしれないでの、一度職場全体で話し合う必要があるかもしれません。
こんな風に仕事が辛いと思う原因に対して、真正面から向き合って解決していくのも一つの方法です。
しかし、これはこれで取り組むのにかなりのエネルギーがいることも確かです。
すでに仕事を辞めたいと思い悩み、弱ってしまっている状態で取り組めるとは思えませんよね?
また、仕事の問題を仕事の中でだけで解決しようとすることで視野が狭くなり、更に追いつめられるということもあるかもしれません。
なので、仕事以外の方法で、仕事と向き合う気持ちを楽にする具体的な行動を提案したいと思います。
仕事の辛いを取り除く、具体的な行動による解決法
趣味など、仕事以外に人生の意義や自己実現できることを探す
リフレッシュとはちょっと違います。
仕事辞めたいと悩んでいる状態は、仕事のことばかり考えて視野が狭くなり、辛い気持ちにハマってしまい、抜け出せなくなっている状態です。
当たり前のことですが、人生は仕事だけではありません。
そんな当たり前のことが分からなくなってしまっているんです。
仕事以外に熱中できる趣味や習い事を見つけて、それに全力で取り組んでみてください。
その趣味や習い事をやりがいにして仕事をしてみると、不思議と辛いと思っていたことが、どうでもいいことのように思えてくるものです。
スポーツやアウトドアなどの身体を動かすものである必要はありません。
ゲームやアニメなんかでもいいんです。
とにかく自分が熱中できることに全力を注いでみてください。

給料以外の副収入を得る
私が特におすすめしたいのが、この「副収入を得る」ということ。
想像してみてください。
月々20~30万円の副収入があるとしたら、今の仕事の辛さは何となく軽減されると思いませんか?
嫌だな、と思ったら副収入で得たお金でちょっと高い夕食を食べたり、好きなモノを買ったりできるんです。
ある程度の副収入があればいつだって仕事を辞められるという心の余裕が生まれますし、自分一人の力で収入を得ることは、仕事で給料をもらうのとは違ったやりがいがあります。
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まとめ
- 「辞めることは甘えなんじゃないか」と思い悩んでいるあなたのそれは甘えではない。
- 辛いと感じるまでの時間は人それぞれ。他人と比べなくていい。
- 「自分のできなかったこと」ではなく、「自分にできていること」を探そう。
- ただの愚痴で終わらせない。具体的に行動することが大事。
最初に言ったように、「これは甘えなんじゃないか」と疑問に思ったあなたのそれは甘えではありません。
仮に甘えだとしても、誰に迷惑がかかるわけでもなく、もし今甘えてしまっているなら、後で自分でそのツケを払えばいいだけの話です。
もしかしたら、そんなツケはなくて、実は先払いしているのかもしれません。
結局はどこまでいっても自分との向き合い方の問題で、他人と比べてどうということではありません。
仕事が辛い、辞めたいと思うことは甘えではありませんが、そのまま何もせず愚痴っているだけならそれは甘えです。
とにかく具体的に何か行動を起こしてみてください。
その経験は必ずあなたの糧になり、悩みを切り開いてくれるはずですから。