会社の飲み会の断り方、「飲み会行かないキャラ」になる方法を解説しています。
上司や同僚が、「仕事のストレス発散」と思って誘ってくれているんですが、逆に飲み会が余計なストレスになっていませんか?
仕事で付き合うのも嫌なのに、業務時間外に上司や同僚との飲み会なんて本当に嫌だ、と思っている中堅社員て、実は思った以上に多いんじゃないかと思います。
正直、私も時間とお金の無駄だな、といつからか思い、徐々にフェイドアウトして、飲み会には参加していません。
そんな行きたくな飲み会の断り方と、私が考えた「今後飲み会に参加しなくてよくなる方法」をみなさんに伝授したいと思います。
会社の飲み会の断り方はたくさんある
試しにGoogleで「飲み会 断り方」と検索すると、具体的な断り方がたくさん出てきます。
おおよそ大きく分けるとこんな感じです。
- 体調不良
- 先約がある
- 家族の用事
- お金がない
- 自分磨き
- お酒を飲んではいけないやむを得ない理由がある
1体調不良
「今日は体調がすぐれないので遠慮しておきます。」
といった感じでしょうか。
頭痛とか腹痛とかは聞かれたらてきとうに答えておけばいいでしょう。
ただ、この場合、当日にしか使えないのが難点です。
2先約がある
当日でも先の予定でも使えるパターンです。
恋人や友人との予定が入ってしまっているという設定です。
友人との予定なら近くの友人よりも、遠くに住んでいてたまにしか会えない友人、という設定なら「しょうがいないね」となりそうです。
3家族の用事
- 実家から両親が出てくる
- 同居家族の具合が悪い
- 子供の面倒を見ないといけない
など、バリエーションが豊富で使い勝手はよさそうです。
応用次第で当日でも先の予定でも使用可能です。
4お金がない
普通に「お金がない」だと変な借金があるんじゃなかと思われてしまうので、
- 住宅ローンの支払い
- 親への仕送り
- 欲しいものがあってお金を貯めている
など、それなりの理由付けが必要です。
「じゃあ、おごるよ」と言われてしまうと逃げられないという難点もあります。
5自分磨き
資格をとるために勉強してる・スクールに通っているなどの理由で行けない、という設定。
ただ、嘘だとバレそうなところが危険です。
「自宅で勉強している」だと、「今日くらいいいじゃん」となるおそれもあってちょっと使いづらそうです。
6お酒を飲んではいけないやむを得ない理由がある
- 歯医者の予約が入っている
- (アレルギー)薬を飲んでいるのでお酒が飲めない
- 自宅に業者がくる
- 禁酒している
などがこれです。
これは結構強めの理由ですが、何度もは使いにくいですね。
「飲まなくてもいいから来なよ」と言われることもあるので、その場合は「飲まないと盛り下げるので」などと言えばOKです。
その場限りの断りは問題の解決にならない
どの断る理由も、とりあえずその1回の飲み会を断るには有効ですが、繰り返し使うのが難しいという欠点があります。
仕事が嫌なのに、業務時間外も仕事の延長みたいな飲み会なんてそもそも全部行きたくないんです。
新人の頃は右も左も分からないし、目新しさもあったのでそれほど苦痛ではなかった飲み会も、今となっては仕事と同じ苦痛な時間。
なので、そもそも仕事の飲み会自体に参加しなくて済む断り文句をお教えします。
それは、
「今回は遠慮しておきます。」
です。
この断り文句で「飲み会行かないキャラ」を作るんです。
「飲み会行かないキャラ」の作り方
若者のアルコール離れから学ぶ
最近の平成生まれくらいの若手は、飲み会を断るのが当たり前です。
彼らは「仕事は仕事」「プライベートはプライベート」ときっちり線引きをしたいと考えているので、業務時間外も職場の人と付き合うことをしません。
はっきりと「行きたくない」と言えるんです。
こうなると周りも彼らを飲み会に誘うことはしなくなります。
つまり、彼らは「飲み会に参加しないキャラづくり」に成功しているんです。
目指すのはここです。
だから、断るときに理由なんていらないんです。
「今回は遠慮しておきます」を繰り返すことで「飲み会に参加しないキャラ」を確立するんです。
さすがに若手と違って「参加したくない」とはいいづらいですから、理由は適当に濁してただただ断り続けるわけです。
思ってる以上に、相手はあなたが飲み会の誘いを断ることを不快には思っていないものなんです。
若手に紛れて自分も「飲み会参加しないキャラ」になってしまえばいいんです。
飲み会に参加しなくても人間関係は築けている
飲み会に参加する理由は、簡単に言えば「付き合い」ですよね。
職場での人間関係を円滑にするために仕事以外の食事の場でコミュニケーションを図る、という意図があります。
仕事の飲み会が嫌だと感じて悩むようなあなたは、真面目で几帳面な方でしょう。
職場の人間関係の構築も仕事の一部ととらえて、「嫌だけど参加しておく、そういうもの」と割り切ろうとしています。
ですが、飲み会に参加しなくても、普通に仕事をしていたら信頼関係というものは築けています。
なので、嫌なものに無理に参加する必要なんてどこにもありません。
実際、飲み会に参加しないけれどきちんと仕事ができている若手を「空気読めなくて嫌な奴だな」と感じますか?
普段の仕事がきちんとできていれば特に何も感じないはずです。
実は飲み会嫌いはあなただけではないかも
実は、あなたが「飲み会行きたくないなー」と思っているように、参加者の中には同じように飲み会に参加することを嫌だと思っている人がいます。
男性よりは女性のほうが多いかもしれません。
女性は男性以上にそうした付き合いを断ると、周りから白い目で見られる風潮があるので、実は嫌々参加している人も多いはず。
あなたが「飲み会行かないキャラ」を構築すれば、同じように「自分も遠慮しておきます」と続く人がいるはずです。
アルコールを飲まない世代が入ってきたことで、これからは少しずつ昔ながらの飲み会というものはなくなっていくと思うので、この波にうまく乗っていきましょう。
どうしても行かなければならないときはどうする?
そうは言っても、どうしても断れない飲み会もあるかもしれません。
自分の異動の歓送迎会とか、お世話になった上司の送別会とか。
そんなときにおすすめの対処法は「1杯目にビールを頼まない」です。
カシス系とかカンパリ系とか、「女子か!」という飲み物を注文するんです。
ノンアルコールカクテルなんかもいいですね。
これも若手から学んでいますが、ビールが苦手というとアルコール自体が苦手な感じがしますし、「ちょっと面倒くさいやつ感」が演出できます。
いちいちめんどくさい奴だと思われて飲み会に誘われなくなります。
間違ってもハイボールやサワーなんて頼まないでください。
でも、生グレープフルーツサワーのように、その場で絞って入れる系のサワーはOKです。
選択肢が増えれば飲み会を断るのも気が引けない
そうは言っても、周囲についつい気を使ってしまうあなたにとっては、これまでの付き合い方を突然変えて飲み会の誘いを断るのもストレスだと思います。
結局、「今の職場にいるなら、そこにいる人たちとうまく付き合っていかなきゃいけない」と、真面目に考えて、気持ちの逃げ場がなくなっていることもストレスを大きくしている原因です。
「今の仕事しかない」と、選択肢がないために追いつめられてしまっているんです。
選択肢が広がればもう少し気持ちに余裕が持てるようになります。
そこで、転職サイトに登録してみるのもひとつの方法です。
実際に転職活動するわけではありません。
ただ登録するです。
仕事なんていつだって辞めてしまえると思えれば、職場の人間関係にストレスを感じることは少なくなります。

飲み会の断り方まとめ
- 飲み会を断る方法はたくさんあるけれど、どれも根本的な解決にはならない
- 断り文句は「今回は遠慮しておきます」の繰り返してOK
- 最近の若手のように「飲み会に行かないキャラ」を確立することが大事
- 飲み会に行きたくないのはあなただけではない
- 「今の仕事しかない」と選択肢を狭めていて断りにくいなら転職サイトに登録するのも一つの方法
「アルハラ」という新しいハラスメントが広まってきていて、一部の大手企業では歓送迎会の出欠をとることもアルハラだとして、出席者は自分で〇をつける仕組みにしているんだそうです。
時代はどんどん変わっているので、もうじき飲み会そのものが古い慣習になるんだと思います。
これからは、「飲みニケーション」していた上は減っていって、会社の飲み会は悪しき慣習と考えている若手の数のほうが増えていくので、そんなに深刻に考えずに、
「今回は遠慮しておきます。」
と、はっきり断っていきましょう。