気付いていますか?上司からモラハラを受けている可能性に。
モラハラの恐ろしいところは、洗脳状態にあって、自分がモラハラを受けていることに気付いていないことです。
仕事がわけもなく辛い、辞めたいと思っているなら、もしかするとあなたもモラハラ被害者なのかもしれません。
上司から受けるモラハラとパワハラは似ているところもありますが、パワハラは上司という立場を利用して行われる肉体的・精神的苦痛を与えることです。
一方モラハラは、仕事上の力関係を利用せずに精神的苦痛を与えることです。
上司という立場である以上、パワハラとモラハラが同時に行われているケースもあるということですね。
こんなことされていませんか?
職場でこんなことされていませんか?
以下にがよくあるモラハラ例です。
- 何をしても否定され、大声で怒鳴られる。
- あからさまな無視をしてくる。
- 悪口を言われる。
- 嘘をつかれる、騙される。
- 異常な量の仕事を振られる。
- 仕事を与えられず、させてくれない。
何をしても否定され、大声で怒鳴られる。
言われたとおりのことをやっても
「言われたことしかできないのか!」
「遅い!他の奴ならもっと早く終わっているぞ!」
などと言われ、あらを探してはとにかく否定してきます。
また、言われたこと以外の改善案などを提案しても
「言われたことだけやってればいいんだ!」
「お前はバカなんだからそんなこと考えなくていい!」
と、内容を見ることもせずに否定して、あなたの自主性を奪ってきます。
いちいち他の人にも聞こえるように大声で怒鳴られます。
あからさまな無視をしてくる。
話しかけても、聞こえていないふりをして無視してきます。
また、重要な仕事の連絡を自分だけにしてこなかったり、部署全体の飲み会なども「あいつは来ない」と勝手に欠席扱いにしてしまいます。
他の人があなたと話すことを禁じてきたり、あなたがそこにいないかのように振る舞うなどしてきて、最終的にはあなたを孤立させようとしてきます。
悪口を言われる。
最初は仕事のちょっとしたミスからはじまり、やり方自体の悪口、更には「頭が悪い」「馬鹿」などの人格攻撃に発展します。
「どうせお前だから失敗すると思ってたんだ。」
などと失敗に対して追い打ちをかけてきたりもします。
弱みや欠点を他の人の前であげつらったり、聞こえるようなカタチで陰口を言ってきたりします。
加害者上司はそれに対して何も罪悪感を感じていないので、聞こえていても全く意に介しません。
更には
「だから結婚できないんだ。」
「下らない趣味の時間があるならちゃんと仕事しろ!」
など、プライベートなことにまで口を出してきます。
嘘をつかれる、騙される。
例えば会議の時間をわざと遅い時間を教えてくるなど、仕事に支障をきたすような嘘を教えてきます。
わざと間違えた数字を伝えてきて
「自分はそんなこと言ってない!人のせいにするな!」
などと、あなたのせいにしてきます。
デスクに置いておいた重要な書類を隠したり、
「あいつが陰でお前の悪口を言っていたぞ。」
などと同僚に言ってもいないことを吹聴してきたりもします。
異常な量の仕事を振られる。
物理的に絶対に一人では処理できないような、異常な量の仕事を割り振られます。
前の仕事が終わっていないうちから次の仕事を渡してきて、周りが手伝うことも許しません。
一人残って残業することになると、「無駄な残業をするな!」などと言ってきます。
結果終わらなかった場合も
仕事が遅い!周りに迷惑をかけるな!」
などと叱責し、精神的に追いつめてきます。
また、どうやってもミス
仕事を与えられない。
今度は逆に極端に仕事を奪ってくるパターンです。
能力も意欲もあるのに、能力に見合わないような単調な雑務ばかりを与えられ、こちらから仕事を探して新しいことを始めると
「勝手なことをするな!」
と怒鳴って叱責してきます。
また、明らかに仕事とは関係のない雑務を与えて他の仕事ができないようにしてきたりもします。
あなたから働くことへの喜び、意欲、自主性を奪おうとしているのです。
最終的には
こんなことが続いていくと、当たり前ですがミスが増えます。
当然です。
ミスをするように仕向けてきているのです。
相手のほうがキャリアが長く立場が上なので、あなたは次第に
「自分のほうが間違っているのでは?」
という気持ちになってきて、上司にしかられないよういつも顔色をうかがって、何でも言うことに従うようになってしまいます。
そうやってあなたを洗脳して支配しようとしているのです。
もし上記のようなことをされていて、
「でも、自分にも悪いところはあるし・・・。」
と思っているようなら既にあなたはモラハラ上司に見事に洗脳されてしまっている可能性があります。
モラハラをする上司の特徴
以下のような上司がモラハラ上司であることが多いです。
- 自分に絶対的な自信があり、それなりに実績がある。
- 一見すると頼りがいのある「できる上司」で、魅力的な人物に見える。
- 自分のようなロジカルな人間が正しく、自分のやり方が通らないと不機嫌になる。
- 常に称賛を求めている。
基本的に叩き上げで実績を出してきた人物であることが多く、過去の実績があり、役職者で社会的信用があるためまさかモラハラをするとはと、疑われません。
被害者側にもその意識があるため、自分のほうが間違っていると思わされてしまうのです。
自分のやり方で実績を積んできて、そのやり方に絶対の自信があるので、例え社内のルールであってもそれ以外のやり方を認めません。
なので、独自のルールで部下も働かせようとしてきますし、自分のやり方と違う人間を徹底的に否定します。
逆に考えると、そのやり方しかできない可哀そうな人と言えるかもしれません。
また、モラハラ加害者は、「自己愛性人格障害」と共通点が多いとも言われています。
どちらも自分は優秀で一番だと思い込んでいて、自分より下だとみなした者の意見は全く聞きません。
人からの評価がすべてで、他人に賞賛されることにしか興味がありません。
自分が批判されれば、自分の全てが否定されたと思うような極端な性格を持っています。
モラハラ上司も歪んだ自己愛を持ち、精神的に未熟であると言えます。
モラハラされていると思ったら
解決はできるが難しい
解決することはできますが、かなり難しいと思ったほうがいいでしょう。
まず第一に、周囲はあなたがその上司からモラハラを受けていることを認識していない可能性があります。
場合によっては、いつも指導され、目をかけられている仲の良い上司と部下だとさえ思っていることがあるのです。
これは、モラハラ上司が一見魅力的なできる上司に見えるためです。
第二に、会社での実績もあるため、会社はモラハラ上司の味方をする可能性が高いです。
実績のないモラハラ上司もいますが、実績のあるタイプだと、そのやり方で今までやってきて、仕事で実績を上げているので、ある種必要悪として許容されてしまっている可能性があるのです。
最後に、証拠を集めにくい、というのもあります。
基本的には上司から部下への命令や、叱責であるため、一見すると多少行き過ぎたところがあっただけで、行為自体には問題がないように見えてしまうのです。
十分な客観的証拠をそろえないと、モラハラ上司は口も上手いので、
「期待の裏返しで、つい感情的にしかってしまった。」
というような言い訳をして逃れてしまいます。
モラハラ上司を追い出すなら客観的な証拠集めが必要
モラハラ上司は、歪んだ自己愛を持ち、人格そのものに問題があることが多いので、モラハラ上司自身が変わることはまずありえません。
会社にモラハラがあったことを認めさせて、モラハラ上司かあなたが別部署に異動するなどするしかありません。
会社に認めさせるためには具体的で客観的な証拠が必要になります。
その証拠を持って外部の公的機関や、社内の専門部署に相談することになります。
基本的な対策方法は、以下の職場いじめの場合と同じです。

されたことを具体的メモすることと、ボイスレコーダーでの録音です。
メモの内容をボイスレコーダーで保管する形です。
転職も視野に入れてみる
退職や転職が逃げることで、悪いことだと思っていませんか?
現状を変えるのに一番早い方法は仕事を辞めてしまうこと。
おかしな人のいる職場で無理に働く必要はありません。
今は空前の売り手市場。
働く場所はたくさんあります。
具体的な行動として、転職サイトに登録してみてください。
「転職できる」という選択肢を持つことで、かなり気持ちが楽になるはずです。
転職エージェントに登録して相談してみませんか?
転職エージェントは、自分の代わりに自分に合った転職先を探してくれて、採用までのスケジュール調整もやってくれるサービスです。
転職エージェントは転職のプロなので、転職にまつわるあらゆることを相談できます。
転職先の採用担当者には聞きづらい新しい職場環境のことも、担当のエージェントに相談すれば代わりに確認してくれます。
企業も効率よく人材を集めたいので、転職エージェントにしか公開していない求人というものが全体の約8割にもなると言われています。
なので、転職を考えるなら、転職エージェントを利用したほうが圧倒的に有利に転職活動することが可能です。
担当者との相性、紹介求人の内容の違いなどがあるので、なるべくなら複数社に登録したほうがいいと思います。
モラハラ上司はどんどんあなたを追いつめていきます。
今はまだこのサイトを見て、どうしたらいいかと考える余裕があるかもしれませんが、追いつめられてくるとそれすら考えることができず、何をするにも意欲がなくなってしまいます。
そうなってから退職しよう、と思っても、何の準備もしていないので不安感から更に精神的に追い詰められてしまいます。
こうした事態を防ぐためにも、モラハラ上司への対策を考える前に、転職サイトだけは登録しておいてほしいのです。
副収入を得る
想像してみてください。
今の給料とは別に20万円、30万円といった副収入が得られるとしたらどうでしょうか?
上司のパワハラなんてどうでもいいことのように思えませんか?
仕事なんて学生のバイト感覚で通えるようになると思うんです。
なので、私は、副業でも投資でもいいので副収入を得られるようになることをおすすめしています。
最近はスマホなどの普及で、誰でも空いた時間に簡単に副収入を得られるサービスが増えています。
何でもいいので、具体的に行動に移してみましょう。


まとめ
こんなことをされていたらモラハラです。
- 何をしても否定され、大声で怒鳴られる。
- あからさまな無視をしてくる。
- 悪口を言われる。
- 嘘をつかれる、騙される。
- 異常な量の仕事を振られる。
- 仕事を与えられず、させてくれない。
モラハラ上司は一見魅力的なできる上司だが、歪んだ自己愛を持ち、他人の賞賛を得ることにしか興味がなく、自分より下の人間を支配しようとしてきます。
この上司からのモラハラを解決するのは容易ではありません。
まずは、いつでも逃げられるように転職サイトに登録してください。
そのうえで客観的な証拠集めなど、具体的にできることをひとつずつこなしていきましょう。
大事なことは限界を超えるまで耐えて我慢しないことです。
我慢したところで状況は良くならないばかりか、むしろ悪くなる一方です。
どうしても辛ければ退職していいんです。
あなたが自分らしく働くために必要なら職場を変えることは逃げることではありません。
最初の一歩は勇気がいりますが、何もしなければ何も変わらないのです。
何かすることで、解決に向けての課題が見えてきます。
課題が見えたらあとは一つずつクリアしていくだけです。