いつも思っているわけではないのだけれど、ふいに訪れる
「仕事に行きたくない、辞めたい」
という気持ち。
職場でいじめに合っているとか、特別過剰に働いているのになんで?
なんとなーく気分が重くてのらず、かといって転職しよう!とそこまで思うわけでもなく。
ただただ無気力で気分が落ち込み気味。
今回はそんな気持ちを解消する意外な方法をご紹介します。
筋トレすればネガティブ気分がスッキリ解消?
そうなんです。
筋トレをすることで「仕事行きたくない、辞めたい」というネガティブな気分が解消されるんです。
「よく言われるけど、面倒くさいし、気休めでしょ?」
と、思いますよね?
運動で汗かいてリフレッシュとか、インドア派の私からすると、
って感じなんですが、ちゃんと根拠があるんです。
順を追ってご説明します。
「気分が落ち込む」のではなく、脳内物質が足りないだけ
セロトニン不足
なんとなく色んなことが面倒くさくて、気分が乗らない日というのはありますよね。
「仕事行きたくない、辞めたい」と思うときも、仕事だけじゃなくて色んなことが面倒に感じてしまっています。
最近の研究では、実はそんなとき、脳内伝達物質のセロトニンの分泌がうまくいっていないことが多いことが分かっています。
気分の落ち込みが進んでしまった、うつ病の人の場合、このセロトニンの量が著しく少なくなくなっていることが分かりました。
さて、三大脳内物質として知られているのが「ドーパミン」「ノルアドレナリン」「セロトニン」です。
ドーパミン:「快楽」に働く脳内物質で、喜び、楽しみ、幸福感を感じさせ意欲をもたらす働きがあります。
ノルアドレナリン:「不快」や「恐怖」に働く脳内物資で、緊張や不安、集中、積極性をもたらし、ストレスに打ち勝とうとするときに働きます。
セロトニン:ドーパミンとノルアドレナリンのバランスをコントロールして心の平穏を保ちます。
セロトニンは、憂うつな気分や不安な気持ちを和らげてリラックスさせ、心の平穏を保ってくれているのです。
「楽しい」、「悲しい」など、快、不快に関わらず、発生した感情を全部いちいち受け止めていると、心(というか脳)は反応しきれずにパニック状態になってしまいます。
例えば会社で嫌な上司から嫌味を言われたときに怒りや悲しみが沸いてきても、とりあえずその場では泣いたり怒ったりはしませんよね。
どこかでもやっとした感情は残しつつも平常心を保ったまま、やるべき仕事をすることができます。
これは、セロトニンが分泌されることによって、脳が感情の優先度を判断して切り分けを行っているからです。
セロトニンの分泌量が減ると、憂うつな気分がいつまでも解消されず、やる気もなくなり、感情と冷静に向き合うことができなくなります。
このため、セロトニンが不足すると、普段なら冷静に受け流せる感情の変化に過剰反応してしまい、やたらと衝動的になったり、悲観的になったりと、精神が不安定になります。
感情のブレーキがかかりづらくなるので、一度憂うつな気分になるとそれが継続されてしまうのです。
また、心のバランスが取れず緊張状態が継続するため、リラックスできず寝つきも悪くなったりします。
セロトニンは睡眠ホルモン「メラトニン」を生成するための材料にもなるため、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまうなど、睡眠の質も低下させます。
睡眠の質が低いため、それに伴って朝の寝起きも悪くなります。
朝の寝起きも悪いので余計に仕事に行きたくなくなってしまうわけです。
男性の場合はテストステロン不足も
「テストステロン」は、男性ホルモンのほとんどを占める脳内物質です。
テストステロンの主な機能は以下のとおりです。
- 骨や筋肉の強化・維持、ヒゲなどの男性らしい肉体を保つ機能
- 男性性器の発育・機能維持や性欲を高める作用
- 血管の状態を正常に保つ一酸化窒素(NO)を産生する
- ドーパミンを産生させる
テストステロンには男性らしい肉体を保つ機能だけではなく、ドーパミンを産生させてやる気や意欲を出させる働きもあります。
テストステロン不足は男性の更年期障害の原因の一つと言われており、個人差はありますが、40代を超えたあたりから減少していきます。
加齢以外にも、やはりストレスが原因でテストステロンは減少します。
テストステロンが不足すると、イライラすることが多くなり、寝つきが悪くなります。
また、ネガティブな感情を抑えることができなくなり、不安感にさいなまれ、何に対してもやる気が起きず意欲が低下します。
適度な運動でセロトニンとテストステロンを分泌させる
運動には有酸素運動と無酸素運動があります。
有酸素運動は皆さん大嫌いなジョギングやウォーキングなどの長距離走系の運動です。
一方無酸素運動は短距離走や筋トレなどです。
研究によれば、どちらの運動でも抗うつ作用があることが分かっています。
運動によって肉体に負荷をかけると、肉体へのストレスに対抗するために様々な脳内物質が分泌されます。
この脳内物質にはドーパミンやセロトニンも含まれます。
また、運動によって筋肉をつけるとで、これを維持しようとしてテストステロンの分泌も増えます。
このため、運動することが効果的なのです。
その他、寝つきが悪い人の場合、適度な運動をすることで身体が疲れて眠りやすくなり熟睡することができるようになります。
ジョギングやウォーキング、その他の運動でもいいのですが、私はいくつかの理由から筋トレをおすすめします。
筋トレをすすめる理由
簡単に始められる
ジョギングとかウォーキングって、まずランニングシューズとかジャージ買わないとできないですよね?
始めるためのハードルが高くないですか?
筋トレならやろうと思えば今すぐにでも始めれます。
続けやすい
ある程度の筋肉をつけたほうがいいわけですから、継続することは大事です。
ジョギングやウォーキングは雨が降ったらまず間違いないく行きません。
天候を理由に1回でも休んだらどうでしょう?
その後も続けられるでしょうか?
仕事で疲れているのにわざわざ外に出ないといけないというのは、継続するのが難しいと思います。
やっていることに対する成果が得られる
筋トレを続けていれば必然、身体が引き締まっていくのを実感します。
毎日成果が出ているのか出ていないのか分からない仕事をしている人も多いはず。
筋トレだと目に見えて成果が出るため続けやすいのです。
本格的にやるならプライベートジムがおすすめ
とはいえ自分一人だけでやろうとすると、ついついサボってしまいがちです。
また、正しいフォームで筋トレをしないとせっかくやっても成果が出ないばかりか、身体を痛めてしまうこともあります。
どうせやるなら本格的にやって、ついでに肉体改造してみませんか?
おすすめは皆さんご存知RIZAPです。
専属トレーナーがマンツーマンで正しいトレーニング方法を指導してくれ、食生活やメンタルのマネージメントもしてくれます。
1日50分、週に2回の無理のないトレーニングですので、働きながらでもきちんと続けられます。
肥満の人の場合もテストステロンが減少していることが分かっています。
せっかく筋トレするならしっかり痩せて、なおかつリバウンドしにくい体づくりも重要です。
やってみて続かないなと思ったら30日間無条件全額返金保証もあるので、ついでにゆるんだ身体もシェイプアップしちゃいましょう。
ジムはちょっと・・・という人は
さすがにジム通いはちょっとという方には最近話題の加圧シャツがおすすめです。
なんと、着ているだけでもある程度の筋トレと同じ効果が得られます!
これを着て筋トレをすると効果がより高まり、成果が出やすくなります。
「仕事で疲れて毎日は筋トレできない。」
「ついついサボってしまって続けられない」
という人におすすめです。
こちらは最近テレビで引っ張りだこですが、実はスポーツジム経営者のヒロミさんプロデュースの加圧シャツなので、効果が期待できます。
まとめ
- 気分の落ち込みは運動で解消できる。
- 気分が落ち込むのは「セロトニン」と「テストステロン」の不足が原因。
- 適度な運動で「セロトニン」と「テストステロン」が分泌される。
- 運動は、始めやすく継続しやすい筋トレがおすすめ。
筋トレは、とにかく習慣化して継続することが大事です。
最近気になりだしたお腹も引き締まって、落ち込みがちな気分も解消される、まさに一石二鳥です。
家でこのページを見ている人は読み終わったらすぐに始めてください。
電車など外で見ている人も吊革につかまってかかとを上げるなど、実は生活の中のどこでも筋トレは可能です。
いつでも最初の一歩が一番面倒ですが、その一歩を踏み出せば、現状は必ず変わります。