攻撃的な人との付き合い方。特徴と狙われやすい人とその対策


職場には必ずと言っていいほど攻撃的な人が存在します。

しかも攻撃的な人は必ず誰かをターゲットにします。

あなたはターゲットにされていないでしょうか?

ターゲットにされた人はもちろんですが、周りで見ていても気分のいいものではありませんよね、

攻撃的な人は徐々に態度が尊大になり、やがてターゲット以外にも攻撃的になってきます。

こうした攻撃的な人とはどのように付き合っていけばいいのでしょうか?

攻撃的な人の特徴と心理

攻撃的な人の特徴は以下のとおりです。

  • 自己愛が強くプライドが高い
  • 他人から認められたい
  • 自己中心的で罪悪感がない
  • 神経質
  • 支配的
  • ストレスを抱えている
  • 自分に自信がなく劣等感が強い

特徴だけ見るとサイコパスにも似てます。

実際攻撃的な人はサイコパスであることが多いようです。

自己愛が強くプライドが高い

攻撃的な人は、自己愛が強くプライドが高いため、自分が傷付くこと、他人から見下されることを極端に嫌います。

他人よりも上の立場にいないと安心しないため、過去の成功や実績などをやたらと自慢して、他人を批判することで優位な立場に立とうとしてきます。

他人から認められたい

攻撃的な人は他人の存在なくして自分を評価することができません。

いつでも他人から賞賛されることを望んでおり、いつも誰かに見ていてほしいので、大声で自分の存在をアピールします。

攻撃的な態度をとられると、無視するのが難しいですよね?

それを利用して、攻撃的に他人に接することで、注目を集めるようとしているのです。

自己中心的で罪悪感がない

自己愛が強いため考え方も自己中心的で、自分が傷つけられることや不利益を受けることには敏感です。

その反面、他人を傷付けていることについては全く罪悪感を感じていません。

それどころか、注意してあげていると、親切をしているくらいの認識を持っていることがあります。

自分本位でしか物事を考えられないため、他人に対して共感することがでないのです、

神経質

攻撃的な人は神経質な人が多いです。

特に自分が傷付けられること、低く評価されることには敏感です。

また、いつも自分が正しいと思っているので、些細な事でも自分の思ったとおりのやり方でないと過剰に反応して怒り出します。

例えばホッチキスの止め方が気にいらない、などです。

他人に仕事を任せられないので、本来は自分でやらなくてもいいことを全部自分でやって、それを自慢気に周りに話して賞賛を得ようとしてきます。

支配的

他人に攻撃的に接することで、その人を支配しようとしてきます。

本当は自分に自信がないため、支配していないと不安です。

支配関係にあれば、常に自分のほうが優位に立てるからです。

ストレスを抱えている

攻撃的な人は、実は別のところで何らかのストレスを抱えていて、それをターゲットに攻撃的に接することで発散していることもあります。

例えばその人の上司も攻撃的な人で、自分が攻撃を受けているため、ターゲットに対しても攻撃的になることがあります。

また、家庭での関係が悪く、立場も悪いことでストレスを抱えていることもあります。

どちらにしても攻撃的な態度をとることで自分がこれ以上傷付かないように防御しているのです。

もちろん、だからといって他人に対して攻撃的な態度をとることが許されるわけではありません。

自分に自信がなく劣等感が強い

すべての根底にあるのはこれです。

彼らは自分に自信がなく、強い劣等感を抱えています。

とりあえず批判していれば自分に軸があるから批判しているのだと思われるので批判を繰り返します。

本当は強い劣等感のために自分で自分自身を認めることができず、 そのため他人に自分を認めてほしいという欲求が強くなります。

他人の評価がなければ自分を認めることができないのです。

自分を大きく見せ、実は自分が人から攻撃されないように、他人を攻撃することで防御しているのです。

攻撃的な人のターゲットになりやすい人

自分に自信がないのが攻撃的な人の特徴ですから、基本的に「自分に反抗してこない人」をターゲットにします。

  • 自分よりも立場の弱い人
  • おとなしい人
  • 群れない人
  • 容姿のいい人
  • デキる人
  • お世辞を言わない、媚びない人

自分よりも立場の弱い人

「反抗してこない人」なので、一番ターゲットになりやすいのは、自分よりも立場の弱い人です。

部下や後輩、派遣社員やアルバイトなんかもその対象です。

そうした立場の弱い人はたとえ攻撃されても反抗してきませんし、何でも自分の言うことを聞くので好んでターゲットにしてきます。

仮に立場が弱いので反抗しても「上司・先輩の指示に逆らうのか!」とより威圧的に接してきます。

また、同僚であっても自分よりも実績のない人や学歴の低い人など、とにかく自分が優位に立てることを一つでも見つけて、そこを中心にして攻撃してきます。

おとなしい人

おとなしい人も同じく、攻撃的に接しても自分に反抗してきませんし、言うことを聞かせやすく支配しやすいと考えています。

「おとなしい」ということ自体が、攻撃的な人にとっては自分が優位に立てるポイントでもあります。

「覇気がない」、「辛気臭い」などと攻撃してきます。

群れない人

職場に親しい友人を作らず、淡々と仕事をこなしているような「群れない人」もターゲットになりやすいです。

攻撃しても味方がいないため一人だと反撃しにくいと考えているからです。

群れない人の中には、実はものすごくメンタルの強い「孤高の人」っていますよね?

そういう人は攻撃されると全力で反撃するので、そのタイプに対して多少威圧的に接することはあっても攻撃的に接することはありません。

何故なら自分は絶対に傷付きたくないからです。

容姿のいい人

自己愛が強く、他人の注目を集めていないと気が済まないので、自分よりも目立つ人は嫌いです。

なので自分よりも容姿のいい人やおしゃれな人に対しても攻撃的に接します。

この場合には、「色目を使っている」とか「どうせ不倫している」などといった、幼稚な嘘を周りに吹聴します。

当然周りも嘘だと思っているので相手にしませんが、相手にされないと更に過剰なっていく人なので、ターゲットのことを知らない人にまで嘘の情報を流し出して、事情を知らない人に噂されたりしてしまうのです。

デキる人

見下されることが大嫌いなので、自分よりも仕事がデキる人が嫌いです。

上司や先輩などの自分より上の立場で仕事がデキる場合には気にしません。

ですが、同僚や後輩の場合には、デキる部分以外の小さなミスをあげつらったり、仕事の足を引っ張って邪魔したりします。

お世辞を言わない、媚びない人

いつも人からの賞賛を浴びていないと満足しないので、自分に対して媚のない人が嫌いです。

他の人は一々相手にするのが面倒なので、自慢話に対して「凄いですね」などと適当に合わせて多少のお世辞を言いますが、そうしたお世辞を言わないような人には過剰に腹を立てます。

攻撃的な人との付き合い方と対処法

相手にしない、真に受けない

怒鳴られたり、こちらの弱いところをあげつらったりしてきて嫌な思いをしますが、それをいちいち真剣に受け止めて相手にするのは時間の無駄です。

「そこまで強く言うことないけど、確かに自分にも指摘されるような悪いところはある。」

などと考え出したら相手の思うつぼです。

攻撃的な人は、悪いことはすべて周りのせいで、自分はひとつも悪くないと考える、精神的に幼い人です。

そんな人とまともに話しても正しい結論が出てくることはありません。

相手はとにかく自分よりも相手の立場を下にして、支配しようとしてきます。

仕事さえきちんとできていれば問題ないのですから、それ以外は適当に聞き流して、反応しないようにしましょう。

反応をしてほしくて攻撃しているという面もあるので、言っていることに従うでもなく、聞き流して無視を続けていると相手にしてもらえないので直接的な攻撃が少なくなります。

他の人と仲良くする

攻撃的な人は、ターゲット以外の人に対しても尊大で威圧的な態度をとっています。

また、ターゲットへの攻撃的な態度を見て、周りも不愉快に思っています。

関わったら面倒なので助け舟を出すところまで至っていないだけです。

なので、攻撃的な人と関わりのある周りの人と積極的に話をして、自分の味方にしてしまいましょう。

最終的に攻撃的な人は孤立してしまい、だんだんとおとなしくなっていきます。

できるだけ関わらないようにする

とにかくあなたの責めれるところを探しては攻撃してきます。

なので、関われば関わるだけ相手に攻撃するための材料を与えることになってしまいます。

できる限り関りを避けるようにしてください。

とはいえ、相手が直属の上司や先輩だった場合には仕事でどうしても関わらなければなりません。

あまり関わらないようにと話をしないと、後で仕事上のミスが発生したときに

「お前がちゃんと話を聞いていないからだ!」

と、あなたのせいにされてしまいます。

仕事に必要な指示などについてだけは、逐一確認しながら仕事を進めるようにしましょう。

指示の都度その場でメモを取り相手に確認するようにしましょう。

「そのくらいいちいち確認しなくても自分で考えてやれよ!」

と言われても無視して続けましょう。

こちらから提案したり、指示にないことはしない

良かれと思って別のやり方を提案したりすると、自分のやり方全部を否定されたと思うのが攻撃的な人の特徴です。

被害者意識が異常に強いのです。

自分のやり方以外は認めないので、攻撃的な人に直接提案したり、気を利かせて指示にないことをしてはいけません。

明らかな間違いなどがあるようなら、事前に他の人と話をつけておいて、他の人も交えた話し合いの中で提案するようにしましょう。

反撃し続ける

基本的には反撃をすると「攻撃された」と認識して、余計に攻撃的になるので中途半端に反撃はしないほうがいいのですが、それは不快な思いをしたことに対する防衛反応です。

他人を攻撃することに罪悪感はないですが、他人から攻撃されるのは大嫌いなので、本来、反撃するような人には攻撃してきません。

あなたが攻撃されるのは、相手よりも立場が下だと思われているからです。

一度の反論・反撃では攻撃はやみませんが、攻撃されるたびに反撃していると、相手はやがて「あなたに攻撃すると自分も攻撃される」と認識して攻撃してこなくなります。

反撃するなら、徹底的にやならくてはいけない、ということです。

耐える必要はない

とはいえ、理不尽な攻撃に耐えて仕事を続ける必要はありません。

どうしても辛くなったら周りの人や上司に相談するようにしましょう。

追いつめられてもう会社に行くのも辛いというような状態であれば、転職することも視野に入れてみてください。

「今の職場にいるなら、そこにいる人たちとうまく付き合っていかなきゃいけない」と、真面目に考えて、気持ちの逃げ場がなくなっているとストレスも大きくなります。

今の仕事意外の選択肢が広がればもう少し気持ちに余裕が持てるようになります。

仕事なんていつだって辞めてしまえるような状態なら、職場の人間関係にストレスを感じることはありません。

転職以外にも副収入を得ることもおすすめです。

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まとめ

攻撃的な人は、精神的に未熟で、自分に自信がなく、強い劣等感を抱いています。

自分が他人よりも優位な立場でないと安心できず、自分が攻撃されたくないからこそ他人を攻撃します。

そんな人とまともに関わる必要はありません。

いちいち真に受けずに受け流して、仕事だけきちんとやっていればいいんです。

とはいえ、どうしても耐えられないときは周りに相談してみて、これ以上無理だと感じたら退職・転職も視野に入れてみてください。

一番良くないのは受け止めて耐え続けててしまうことです。

相手が変わることは絶対にないので、耐え続けても状況が良くなることはありません

最悪の場合、適応障害などの病気になってしまうこともあるので、無理だけはしないようにしましょう。